2004 CeBIT asia Shanghai

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2004年4月26日から29日まで上海の国際展示場にてCebit Asiaが開催された。
規模は2年前よりも小ぶりで2館だけが使われていた。
チャイナテレコム、Siemens、Philips、三星等以前のビッグネームが参加していないこともその理由である。
ビッグネームはパナソニック、NEC、台湾のDBTelで、大きなブースを構えていた。
この点からCebitが必ずしも中国で成功しているとは言えないことがわかる。
次に目に付いた点をコメントしてみる。

@パナソニック
ホームシアター、カーシアター、プリンター、デジカメ、カムコーダー、液晶テレビと広範囲に出展していた。
写真は丸形のセルラーである。女性が首に掛けるタイプとして開発したようだ。
デザイン、作り込みという点であまり感心したものとは言えない。
幾つかのセルラーが展示していたがすべて台湾のOEMである。

ANEC
セルラーフォンに限定した展示である。
日本と同じデザイン、品質で勝負しようと言う点ではパナソニックの考えとは異なる。
GSM/W-CDMAデュアルも展示しており、あくまで高級ブランドを構築する意欲が感じられる。
中国での街中でのセルラー風景として若者がゲームに興じているのが多くなっている。
大きなディスプレー画面、消費電力、ゲームソフトが売れ行きを左右するだろう。

BIGRS
中国エレクトロニクスメーカーが参集して、インターネット、無線LAN、ホームネットワーク等の標準を構築しようということで大々的に展示していた。
中国にもこのような動きが顕在化してきたことが印象深い。

CTCLバッテリー
中国にはBYDのような国際的な電池メーカーが育ってきた。
続いて深@BAK、東莞ATLそしてこの恵州TCLである。
TCLは年商50億円規模にまで成長したとのこと。顧客は親会社のTCL、南方高科
韓国のSEWON、MAXON等である。
リチウムポリマーに特化しており、技術は米国ベル研の技術が移植された。
大型はスタック方式、小型のセルラー向けはロール方式で生産している。
価格は日本製品よりも20%安いとのことである。

DDBTel
台湾のセルラーメーカーDBTelが多機種展開している。
店頭、街中の広告でもかなり目立っている。
早晩トップブランドに躍り出るだろう。



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